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子供の矯正

「まだ乳歯があるのに矯正治療ができるのですか?」 「永久歯列になってからではいけませんか?」 など小児矯正については、わからないことが多いようです。
「子供の矯正」「小児矯正」は、永久歯列になる前の混合歯列期に行います(受け口や重篤な不正咬合では、乳歯列期からはじめます)。
混合歯列期に顎が適正に成長すると口元の突出感が徐々に消え、大人の口元へ変化していきます。
不正咬合ではこの変化が起こりにくいため、「子供の矯正」「小児矯正」では、成長を阻害している要因を改善し、顎骨に矯正力を応用することで、顎の成長が適正になるような治療をおこないます。
混合歯列期は、顎骨の新陳代謝が盛んなため、顎骨の成長をコントロールするのに適した時期で、永久歯列期ではできない治療です。

成長期の顎骨のコントロール

不正咬合には、歯の傾斜などが悪いためにおこる歯性不正咬合と骨格が悪くなっている骨格性不正咬合があります。
不正咬合は、成長とともに歯性不正咬合から骨格性不正咬合へ変化していき、骨格的な原因が強いほど第二期治療あるいは永久歯列期の治療が難しくなります。
永久歯列期の治療難易度のイメージは、非抜歯法<抜歯法<外科的矯正治療 となり、顎骨の成長をコントロールすることで、第二期治療を難易度の少ない治療へ誘導します。

当院の第二期治療

顎骨の成長コントロールを行い、第二期治療の難易度が減少し、非抜歯でおこなえるようになると当院では、新しい方法のエラスト法が可能となります。
エラスト法は、上下のマウスピースを一体化した装置で就寝時(8~10h/day)を中心に使用し、マルチブラケット法のような、

  • 歯ブラシが大変
  • むし歯が心配
  • 口内炎ができた
  • うまく発音できない
  • 装置、ワイヤーがはずれた

などのトラブルがなく、快適に治療を進めることができる方法です。
また、通院のインターバルもマルチブラケット法より長くとれます。
エラスト装置の治療効果を十分に発揮させるためには、

  • 第一期治療での口腔内環境の整備
  • 装置の使用開始時期

が大変重要な鍵となります。

資料・診断

かみ合わせや顔立ちはそれぞれ違い、その不正咬合にあった治療を行わないと効果が出ないため、治療前に歯型、かみ合わせや顔の写真、レントゲン写真などを分析し治療方針を決めます。

治療の概要

悪臭癖の除去

指しゃぶりなどの悪い癖(悪臭癖)は、不正咬合の悪化、助長になるため、治療と並行して癖の排除をおこないます。 言われないと気づかない癖としては、悪い飲みこみ方があり、これは舌の機能が低下し、口呼吸との相乗作用で、不正咬合を悪化させます。

歯列の拡大

永久歯が生えてくるすきまを作ります。 歯列は卵型がいい形です。 歯が舌側に傾斜している、歯列がV字型をしていると歯が生えてくるスペースが少なくなるため、歯の傾斜をただし、歯列を卵型にする拡大をおこないます。

前歯の整列

前歯の永久歯をきれいに並べ替えます。

顎のコントロール

上下顎の成長をコントロールし、出っ歯、受け口、開咬を治します。 顎の成長をコントロールすると、口元が感じのよい口元へ変化します。

叢生・乱杭歯・八重歯など

永久歯の生えるスペースがない症例では、拡大によりスペースを増やし、永久歯が生えやすいようにします。

出っ歯(上顎前突)

上顎が前にでないようにし、下顎がたくさん前に出るように矯正力を応用すると、顎骨の成長コントロールで出っ歯がなおります。

受け口(反対咬合)

上顎が前に出るように、下顎が前に出ないように矯正力を応用します。 受け口の特殊性:叢生や出っ歯では、第一期治療で改善するとその後は大きな変化はありませんが、受け口は改善後も下顎が強い成長を続けると徐々に元の状態へ戻り始めることがあります。これは、上顎よりも遅れて成長のピークを迎える下顎の成長量が大きい時におこります。この状態が生じる場合は下顎が前に出ないようにする装置を使用します。

元に戻るかもしれない受け口の第一期治療を行うのはなぜ?

受け口を放置すると、成長とともに横顔が除所に三日月型になっていきます。 これは、歯の傾斜主体の反対咬合から骨格的に大きくずれる骨格性反対咬合へ変化するためです。この骨格的なずれが大きいほど矯正治療は難しくなるため、第一期治療は不正咬合を悪化させないようにする目的で行います。

開咬

上の歯と下の歯が付いていない状態のことで、前歯に生じることが多い不正咬合です。

「子供の矯正」とは?

乳歯列、混合歯列、生え変わり早々の永久歯列が対象となります。 小学生でもすでに永久歯列に生え変わっている場合、「大人の矯正」治療になることがあります。

横顔の悪化に伴い、顎骨レベルでは上顎と下顎の前後のずれが大きくなり、矯正治療だけでは治せなくなり、外科手術併用治療になることがあります。 第一期治療を行うことで、外科手術併用治療を回避することができるため、受け口の第一期治療は大変重要な治療となるわけです。

子供の矯正治療

(12歳ころまで)は、あごの成長を利用して治療をおこなうことが主体となります。
あごは10歳ころまで上あごがたくさん成長し、その後、下あごが旺盛に成長します。

永久歯列

(11歳ころから)の矯正治療では、歯を動かすことでかみ合わせや口元を改善させます。

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